「7時47分ちょうどに拍手とシャンパン開栓」最低賃金ホテル従業員に求めた“感動演出”が話題
ホテルや飲食店で働いたことがある人なら、一度は「こんなリクエスト、マジかよ…」と思ったことがあるはず。ギリシャで最低賃金で働くホテルのフロント係、MyrtoさんがRedditに投稿したあるカップルからの依頼が、ネット民のツッコミを大いに集めている。
事の発端は、Myrtoさんが受け取った1通のメール。カップルのLucasとLillieのために「特別なディナー」をセッティングしてほしいという内容で、担当者らしき人物が「チームが準備してくれたサプライズは本当に素晴らしい」と感謝しつつ、さらに「夜をより思い出深いものにするためのリクエスト」を追加してきた。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro その内容とは——まず、Lillieを「目隠しした状態」でレストランに連れて行き、サプライズを「最後の瞬間まで完全に秘密」にすること。そして、入店時にスタッフ全員で「拍手」で迎え、シャンパンを開けるときにもう一度拍手。さらに、そのシャンパン開栓時刻を「19時47分ちょうど」に指定。なぜなら、その「1分前の時刻」が2人が2年前に婚約した「特別に意味のある瞬間」だからだという。
Myrtoさんはこのリクエストを添えて、「最低賃金で働く身には、サプライズ入場の演出、2回の拍手のタイミング調整、19時47分ピッタリのシャンパン開栓を指示されるのが何よりの『最低賃金らしさ』だ」と皮肉を込めてコメント。「カップル自身はいい人たちだったけど、ゲストがスタッフに『完全なプロダクション』を振付けることを期待する感覚には驚かされる。チェックイン対応や電話対応、その他100の業務をこなしながらの話ですよ」と、現場の本音を漏らした。
この投稿には、Redditユーザーから次々とツッコミが殺到。「映画のロマンスを再現したがる人たちは、照明もサウンドトラックもプロのカメラワークもない現実に気づいてない。実際はただ気まずくて痛々しいだけ」「頭の中で想像するだけなら全然ダサくない。でも、ホテルやレストランのスタッフ全員にこんなことを頼むのは100%ダサい」「もしこれが頭の中だけで終わってたら、世界はもっと良くなるのに」という声が続出。
さらに、「他のゲストのサービスや体験を妨げるのでできません、と一言で断るのが正解」「もしバカみたいな金があるなら、高級レストランでこういう気恥ずかしい演出を頼めばいい。低価格帯の店にそれを求めるのは非常識だ」「そもそも、彼女は何のために目隠しされるの? レストランとシャンパンのために? 彼氏が海で行方不明になってたわけじゃあるまいし」と、冷静かつ辛辣な意見が並んだ。
ホスピタリティ業界はそもそも長時間労働・低賃金・ストレス過多の割に、客からは時に「映画のような演出」を求められる過酷な現場。今回のエピソードは、そのギャップを象徴する一件として、多くの共感と苦笑いを呼んでいる。
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