わが子が死んでる…幻覚に襲われた20歳新米ママ、産後精神病の壮絶な闘い
「赤ちゃんがベッドで死んでいる」――そんな恐ろしい幻覚に悩まされ、さらに「自分を傷つければ娘は無事でいられる」という声が頭の中で響き渡った。
英ダラム州ストックトン・オン・ティーズに住むジェシー・カルバートさん(20)は、2025年に長女マチルダちゃんを出産。ところが、その直後に命に関わる大量出血(産後出血)を起こし、7カ月もの間、痛みと闘いながら病院を行き来する日々が続いた。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 最初の異変は「赤ちゃんに何か悪いことが起こる」という侵入思考だった。家具を動かしまくり、布団の上で寝るなど、自分でも「これは普通じゃない」と感じる行動が増えていった。やがて「言うことを聞かないとマチルダが傷つく」とささやく声が聞こえ始め、部屋の中に見知らぬ人の姿が見えたり、元気に息をしている娘が「死んでいる」ように見えたり、果ては娘の顔がモンスターのように歪んで見えるようになった。
「眠るのが怖くて睡眠不足になり、外にも出られなくなった。赤ちゃんが息を止めるんじゃないかと心配で」とジェシーさん。
2025年11月、症状が悪化し、ついには「自分を傷つければ赤ちゃんは守られる」という幻聴に従い、自殺の計画を練るまでに追い詰められた。「娘には周りにたくさんの女性がいるから、私がいなくても大丈夫。家族の方が私よりずっと上手に育てられる」と考えたという。
幸い、家族の後押しで産後うつと産後精神病の診断を受け、専門の母子ユニットに6週間入院。最初は孤独と恐怖でいっぱいだったが、同じ境遇のママたちと出会い、スタッフの手厚いケアで「こんなに安心して過ごせたことはない」と感じられるようになった。
「マチルダの初めての笑顔や初めての沐浴、退院した日のこともほとんど覚えていない。ただ生き延びることで精一杯だった」と振り返る。
回復のきっかけは、睡眠不足を改善し気分を安定させる薬の投与。現在は認知行動療法を受けながら専門の周産期メンタルヘルスサービスのサポートを続けている。
「話すのは怖いけど、自分の気持ちを誰かに伝えることがどれだけ大事か知ってほしい。トンネルの先にはすごく明るい光が待っている」とジェシーさん。今ではマチルダちゃんと最高に強い絆で結ばれているという。
もしあなたが今、同じような苦しみの中にいるなら、一人で抱え込まずに助けを求めてほしい。
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