41万円の注射でたった5kg減、56歳女性がたどり着いた真の解決策
「もう注射に頼るのはやめよう」。そう決意したのは、英エセックス州に住む56歳の女性カレン・レイさん。彼女はなんと約41万円(4,100ポンド)もの大金を減量注射に費やしたものの、15ヶ月間でわずか5kg(11ポンド)しか落ちず、文字通り「心が折れた」という。
カレンさんが注射に手を出したきっかけは、友人が次々と25kg以上(6ストーン)の減量に成功したこと。もともと体重約102kg(16ストーン)、UKサイズ18(日本でいうLL〜3L相当)だった彼女は、「もう何十年もダイエットとリバウンドを繰り返し、完全に打ちのめされていた」と当時を振り返る。呼吸器系の持病もあり、体重がそれを悪化させることも分かっていたため、藁にもすがる思いで注射を選んだ。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro しかし結果は散々。最初の注射では9ヶ月でわずか1.8kg減。別の注射に切り替えたものの、さらに6ヶ月で2.3kg減っただけ。合計してもたったの5kg。一方、同じ治療を受けていた友人は6〜7ストーン(約38〜44kg)も落としていた。「比較は喜びを奪うって言うけど、自分よりずっと太っていた人たちがどんどん痩せていくのを見るのは本当に辛かった」。
医師から「食べる量が足りない」と治療中止を勧められたカレンさん。注射を中断するために薬を体内から抜く4週間は「人生最悪の食欲との闘い」だったという。食欲を抑えるはずの注射が効かないまま、薬が抜けると「フードノイズ」(食べ物への執着)が押し寄せ、その短い期間だけで3kg以上もリバウンドしてしまった。
諦めかけたそのとき、彼女が出会ったのが「The 1:1 Diet」という伝統的な食事療法。注射のようにただ食べられなくするのではなく、「なぜ自分が食べ過ぎるのか」の根本原因に向き合うスタイルに、カレンさんは初めて希望を見出した。「注射は医学的に食べることを止めるだけで、『なぜ』を教えてくれない。でもこの食事法では、自分の食行動の理由を理解できた」。
結果は劇的。1年後には体脂肪率が42%から31%に減少し、サイズ12(日本でいうMサイズ程度)にダウン。17年ぶりのスリムな体型を手に入れた。現在の体重は約84kg(13ストーン5ポンド)。さらに、適切な栄養で体を整えた結果、喘息の薬など他の薬も減らすことができたという。
「注射が魔法の解決策だと思っている人が多いけど、それは誤解。私のように全く効かない人もいる。大事なのは薬じゃなくて、ちゃんとした栄養、構造、そして自分自身との関係を再構築すること」。そう語るカレンさんは今、自らその食事法のコンサルタントとして活動中。彼女の経験は、ダイエットの近道を探すすべての人への警鐘と言えるだろう。
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