高市首相、維新に「恩義」で迷走?副首都法案めぐり与野党大荒れ
国会の事実上の閉会日にもかかわらず、副首都法案をめぐる与野党の攻防が激しさを増している。日本テレビの井上幸昌政治部長は「過去にない迷走ぶり」と指摘。その根本にあるのは、高市首相の連立パートナーである維新への「強い配慮」だという。
副首都法案は維新の目玉政策。高市首相としては、どんなに野党が反対しようとも絶対に成立させたいところ。しかし参院は少数与党のため、本来なら野党にも配慮した国会運営が必要だ。この難解な方程式を解くため、自民党議員が右往左往する事態に。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon ある首相周辺は「首相は維新への恩義を大事にしている。維新のおかげで首相になれた」と語る。維新がいなければ政権を維持できないという思いが強いようだ。一方の維新も「高市派」と揶揄されるほど距離が近づいている。維新が改革の柱と位置づける衆院議員定数削減法案は、野党の反発で先送りされたが、これは困り果てた高市首相に維新が助け船を出した形だ。ある維新議員は「今、高市政権が終わったら維新は何もやりたいことができない。守らないといけない」と話す。
ただ、付き合わされる自民党内からは不満が高まっている。党内からは「高市首相が何でも言うことを聞くから、維新が壮大な勘違いをしている」との恨み節も。
各社の世論調査で内閣支持率が下がっている理由について、井上部長は「物価高に苦しむ国民の生活には影響のない定数削減や副首都法案に力を入れる首相の姿勢に、国民は『大事なのは物価高対策では?』と疑問を感じている」と分析。永田町でも同様の見方が聞かれるという。
ある閣僚経験者は「官邸内で首相に情報がタイムリーにあげられていない」「怖くて首相にあげられない雰囲気になっている」と指摘。高市首相は自民党内ではアウトサイダー的立場だったが、今は日本のトップリーダー。周りをうまく活用して国の舵取りに集中するリーダーシップが求められている。
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