金正恩、プーチンに「後頭部殴られた」追加派兵ためらう事情
北朝鮮の金正恩総書記が、ロシアへの追加派兵に二の足を踏んでいるらしい。その背景には、プーチン大統領からの「見返り」が思ったほど届いていないという不満があるようだ。
韓国の中央日報(日本語版)が27日に伝えたところによると、ウクライナのゼレンスキー大統領が明かした北朝鮮の追加派兵計画について、「金委員長が従来の約1万4000人を大きく上回る兵力を追加で送る決断を下すのは難しい」との見方が出ている。理由は「プーチン大統領による『派兵の見返り』が十分に履行されていないから」だという。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 実は韓国の国家情報院も、昨年9月の朝ロ首脳会談に関連して「北朝鮮は十分な見返りを受け取っておらず、不満を抱いている」と国会に報告していた。つまり、最初の派兵からしばらく経っても、ロシアからの「お返し」が足りないと北朝鮮側は感じているらしい。
さらに北朝鮮内部の情報を伝えるサンドタイムズは、内部関係者の憤りとして「プーチン大統領に後頭部を殴られたようだ」という生々しい声を報じている。さすがの金正恩も、これ以上リスクを負って追加で兵を送るのは割に合わないと判断しているのかもしれない。
ただ、両国の関係が完全に冷え切っているわけではない。北朝鮮の新型駆逐艦にはロシア製と酷似した対空兵器が搭載されていたり、高官の往来も頻繁だ。表面的にはまだ「蜜月」を保っているように見える。
だが、その蜜月もあくまで最初の派兵先だったクルスク州の戦線でウクライナ軍が撤退したという「成功体験」があってこそ。もし連合軍が惨敗していたら、こんなにうまくいっていなかっただろう。
そして今回の追加派兵先とされるロシア西部ボロネジ州は、ウクライナ軍の長距離ドローン攻撃にさらされている。当然、北朝鮮部隊も標的になりうる。もしウクライナ軍に徹底的に叩かれ、それでもロシアからの見返りが滞ったら…金正恩総書記は冷静でいられるだろうか。
「後頭部を殴られる」のが一度ならまだしも、二度目ともなれば政治的な致命傷になりかねない。プーチンに手のひらで転がされるのは、独裁者としてのプライドが許さないのかもしれない。
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