5歳男児遺体発見から1ヶ月…客足3分の1に激減した温泉施設の“あえて窓を固定しない”理由
鹿児島県霧島市の温泉施設「かれい川の湯」で6月に行方不明になった5歳の男の子が、約1ヶ月後の7月17日に近くの天降川で遺体となって見つかった。悲しい結末に、地元はもちろん、ネット上でも大きな衝撃が広がったのは記憶に新しい。
発見後、施設のスタッフがポツリと漏らしたのは「良いも悪いも一つの区切りになったのかな」という複雑な本音。ご両親が「帰ってきてくれてよかった」と語った一方で「生きていてほしかった」という思いもあったと聞き、胸が詰まる思いだそうだ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 実際、現場の温泉施設は今、大きな打撃を受けている。なんと「お客さまの数は例年の3分の1まで減ってしまった」という。中には「まだ閉館してるんですか?」と問い合わせてくる人もいるらしく、誤解が広がっているのも痛手だ。
ただ、施設側は安全対策について「窓を固定化しない」という意外な判断を下している。理由を聞けば、なるほど納得。火災などの緊急時、非常口が使えなくなった場合に備えて、窓から避難できるようにしておく必要があるからだそうだ。「窓を開けられないようにすると、逆に火災の際に困る」というのが本音。
さらに「お子様が窓の外に出ないように」といった注意喚起のアナウンスもあえてしない方針だという。その理由は「お客様はリラックスしに来ているので、ああいうアナウンスをすると事故を思い出してしまう」から。確かに、温泉に浸かってのんびりしたいところで、あの事件を思い出させるのはツラい。
ただし、警察の指導を受けて新たな対策は検討中。駐車場から入り口にかけて防犯カメラを設置する方向で動いている。もし男児が行方不明になったときにカメラがあれば、初期対応がスムーズだったかもしれないという反省も込められている。
一方、捜索に参加した地元消防団の男性は「遺体に大きな損傷はなかった」と安堵の声を漏らしつつ、「5歳の子供の行動は予測できない。改めて気をつけないといけない」と警戒感を語った。
結局、男児が発見されたのは施設から700メートル下流の堰堤。ゴミ除けのロープに引っかかっていたという。ご両親が「動物園の帰りに旅の思い出として選んでくれた」という施設での悲劇。施設スタッフは「もし前向きな気持ちになったら、皆さまで改めて来てほしい」と静かに願っている。
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