空がオレンジ色に…西欧で山火事拡大、30万人避難 米国では48度の猛暑
2026年7月、北半球がとんでもない夏を迎えている。フランスとスペインでは大規模な山火事が猛威を振るい、なんと約30万人が避難または屋内待機を余儀なくされた。米国に目を向ければ、なんと48度という殺人的な猛暑が続いている。
まずスペイン。首都マドリードの西方、アビラ県で発生した山火事が複数の火災とつながり、被害が拡大。現在までに約4万5000ヘクタールが焼失した。スペイン国営放送RTVEによると、火勢は1メートル当たり1万キロワット以上で、通常の消火能力を完全に上回る「極限レベル」だという。住民1人が死亡し、約9万人が避難。マドリードから西へ約50キロのロブレド・デ・チャベラに住む避難住民は「空がオレンジ色に変わり、黒煙が村全体を覆い尽くした時、世界の終わりが来たように感じた」と英紙ガーディアンに語っている。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro フランスも負けていない。南西部ジロンド県で22日午後に発生した山火事は、たった3日間で少なくとも3万2700ヘクタールを焼き、県都ボルドー郊外まで到達。これにより22万人以上が避難し、さらに5万5000人に追加避難命令が出された。フランス当局は消防隊員1400人、軍人1500人、治安要員1700人を投入。なんと軍用輸送機A400Mまで初めて消火活動に投入する大騒ぎ。毎年恒例の「ツール・ド・フランス」も最終区間が約40キロ短縮されるという影響が出ている。
今年の焼失面積は、スペインで約13万ヘクタール(過去10年の年間平均を突破)、フランスで約9万8000ヘクタール(過去最大)。原因は長期間続いた猛暑と干ばつだ。EUのコペルニクス気候変動サービスによると、6月の西欧は観測史上最も暑く、土壌水分量も平年を大幅に下回っていた。実際、スペイン北東部では42.9度、ビルバオで42.7度、フランス南西部では最高43.8度、ボルドーでも42.5度を記録している。
一方、アメリカ。今月に入って3回目のヒートドームが形成され、テキサス州からノースダコタ州まで約8000万人が猛暑注意報・警報の対象に。米国立気象局はネブラスカ州の一部で42度、南西部の砂漠地帯では48度まで上がると予想。夜間も気温が下がらないため被害拡大が懸念される。カナダと米国西部でも山火事が急速に拡大し、コロラド州とユタ州の州境では消火活動中の消防隊員4人が命を落としている。
まさに北半球全体が「極限の夏」。地球の熱さが尋常じゃない。
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