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71歳の“窓拭きのウサイン・ボルト”、9秒14の世界記録は今も破られず

2026年08月01日 07:00
71歳の“窓拭きのウサイン・ボルト”、9秒14の世界記録は今も破られず

窓拭きなんて誰でもできる簡単な仕事……そう思ってる? 甘いぞ。

毎年ロンドンで開かれる「World Window Cleaning World Cup(世界窓拭き選手権)」は、プロの窓拭き職人たちが世界一の座を争う本気の大会なんだ。参加者は12インチ(約30センチ)のスクイージーと14インチのアプリケーター、バケツの水、洗剤、そして1枚のスキムクロスだけを与えられ、3枚の45×45インチ(約114センチ四方)の窓をいかに速く、しかもムラなく拭き切るかを競う。

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審査員は3人。参加者はS字を描くようにスクイージーを滑らせ、仕上げにスキムクロスで拭き上げる。終わったら「ストップ!」と叫んでタイマーを止めるんだけど、ここからが厳しい。窓に残った水滴やスジ1本につき0.5秒、特に太いスジなら1秒のペナルティが加算される。審査員はわずかなムラも見逃さないプロ中のプロだから、適当な仕上げじゃ絶対に勝てない。

そんな大会で“窓拭きのウサイン・ボルト”と呼ばれるレジェンドがいる。テリー・バロウズ、なんと71歳。今も現役で出場し続ける彼は、2009年に3枚の窓をわずか9.14秒で完璧に拭き切る世界記録を樹立。この記録、今なお破られていない。

「私がやってること、半分の年齢の人間にもできないんだよ。ただやるんじゃない、トレーニングしてやるんだ」と英紙インディペンデントに語ったバロウズ。彼の技術はまさに職人芸の域だ。

優勝賞金は1000ポンド(約13万5000円)。決して大金ではないが、本当の報酬は「同業者の中で一番になれる」という誇り。世界中の窓拭き職人が年に一度、ロンドンに集まって繰り広げる真剣勝負、一度観てみたくない?

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