結婚式でドレスのジッパーが壊れた→銀行と2年バトルした花嫁の話
結婚式という人生最大のイベントで、まさかのドレス故障に見舞われた花嫁が、その後約2年にわたって銀行と壮絶なバトルを繰り広げた話が話題になっている。
事の発端は、花嫁のRachelさん(名字非公表)が1600ポンド(約30万円)で購入したウェディングドレスのジッパーが、式の最中に壊れたこと。そりゃもう、人生最高の1日が一気にホラー映画に変わった瞬間である。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 彼女は式が終わってから購入したショップに連絡。ショップ側は「調査します」と謝罪したものの、その後は音沙汰なし。このまま泣き寝入りか……と思いきや、彼女は銀行に「チャージバック(引き落としの取り消し)」を依頼したが、これも失敗に終わった。
チャージバックとは、デビットカードやクレジットカードに付帯しているルールで、商品やサービスを受け取れなかった場合に返金を求める制度。ただし、あくまで契約上のルールであって、法律で保証された権利ではないらしい。
「もうダメか……」と諦めかけたRachelさんだったが、約2年後、ほとんど「思い付き」で別の手段に打って出る。それが「Section 75(第75条)」の請求。これはConsumer Credit Act 1974(消費者信用法)に基づくもので、100ポンド以上の買い物でトラブルがあった場合、クレジットカード会社に法的な責任が生じるという制度だ。
彼女は証拠を揃えてSection 75の請求を銀行に提出。すると銀行は一部を認め、なんと800ポンド(購入価格の50%)の返金に応じたという。
「銀行がチャージバックを却下した時点で、もう何もできないと思っていました。でも2年近く経って、ほとんど衝動的にSection 75の請求をしてみたら、半分だけど返金されました」とRachelさんはMoneySavingExpertの取材に語っている。
ちなみに、Section 75はクレジットカードで支払った場合に適用されるため、デビットカードやPayPalでの支払いでは保護されないケースもあるので注意が必要。また、120日以内の問題しかカバーされないチャージバックとは異なり、Section 75は期間制限が緩いのがポイントだ。
金融オンブズマンサービスによると、Section 75の請求をする際は「銀行や貸し手に、カードやローンで支払った商品のトラブルを解決してほしいと伝える」「チャージバックとSection 75の両方のプロセスを検討してもらう」「争点に関する証拠を揃える」ことが重要とのこと。
もし「これ、おかしくない?」という買い物トラブルに遭ったら、諦めずに別の制度を試してみる価値はありそうだ。特に結婚式のドレスみたいな高額な買い物ならなおさら。2年経っても諦めない花嫁の執念、見習いたいものである。
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